スリッパの発祥の地に迫る!そこには意外な驚きがあった!?

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仕事先の接待で旅館を使ったとき、必ず目にするのがスリッパと浴衣。
普通に使っている方が多いかと思います。
しかし、スリッパって、ビジネスホテルにも、ディズニーランドホテルにもありますよね。

宿泊先でのスリッパは一体、どういうとき使うものなのでしょうか?
普段自宅で使っているスリッパや、お店で並んでいるお洒落なルームシューズは外国でもあるのでしょうか?
ということで調べたのが今回のお題のスリッパ。

スリッパの発祥や語源をたどると実に面白いことがわかりました。
それでは一緒にみていきましょう。

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スリッパは日本が発祥?

スリッパの発祥は日本なんです。

時は1868年。明治時代が始まり、日本中が「開国ムード!」一色でした。
この開国ムードににより多くの外国人が日本に訪れます。
しかし、開国したばかりの当時の日本にあった宿泊所はいわゆる「旅宿(たびやど)」か「旅館(りょかん)」でした。

もちろん、今のような洋式ホテルなどありませんでした。
旅館や宿がいっぱいなのでお寺に泊まった外国人もいるほどだったんです。
今では信じられませんよね。

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しかし、昔から日本の歴史ではお寺が宿になるということはあることでした。

ところが旅館でも、どこでも宿泊される多くの外国客は映画やドラマのとおり、靴のまま家に入る習慣がありました。
当然宿泊の外国人さんは土足のまま畳に上がろうとするわけで、日本人との間にトラブルは増えます。

お客様に下駄草鞋(わらじ)を履かせるわけにもいきませんでしょうしね。
そこで解決策を考案したのが、仕立て職人の徳野利三郎さん。
今のスリッパとは異なる、「靴の上から履けるスリッパ」を考案したんです。

これが現在のスリッパの原型です。
英語では、slipper。

“slip”と言う言葉を聞くと、転倒をイメージしてツルッと転びそうな履物を想像してしまうかもしれませんね。
でも、意味の由来はそこにはないんです。
足を滑らす様にスルッと履けてしまうスリッパ独特のあの形を指す為に”slipper”となったと言われています。

個人的には可愛らしさを感じる単語の使い方だと思ったりします。
今のスリッパと違うのは、靴を履いたまま使えるスリッパだったという事。
そう、ごつい外靴カバーって感じですね。

今の日本のホテルや旅館にあるスリッパも爪先が出るようなタイプであるのは、一種の現代系でしょう。
当時英語を使うことが流行りで、いわゆる「ハイカラ」でもあったんで一気にブームになったんでしょう。
明治、大正、昭和、平成、と時代が変わり、使用する素材も変化や工夫が施されてます。

「右左なし」「平面底」であることは変わってませんね。
この一定の形が日本人に一番適しているのは、フローリングで履くのがスリッパであるからでしょうね。
日本の旅館やホテルでも畳座敷に上がるときはスリッパを脱ぐでしょ。

スリッパは、ディスカウントショップや、ホームセンター、衣料販売コーナーに必ず売っていますよね。
今は「ルームシューズ」とまで言われています。
住宅事情にも合い、かつ日本風習に馴染んだ徳野利三郎さんあってのスリッパなわけです。

実は昭和30年代までは今のようなスリッパ履物コーナーなんてなかったんです。
旅館、病院、学校、などの必要最低限の需要しかなかったスリッパ。
そこに昭和40年代。

日本の生活必需品になり、「売れる!」と目をつけたのが衣料メーカーや靴屋さん、デパートといった小売店の新商品として販売され始めます。
不動産バブルの建築ブームにのかって小売店に並び、生活必需品として現在の生活様式となりました。

ここから日本家庭での上履きとして使われるスリッパと海外であまり習慣化されていないスリッパとでは文化の習慣の違いはどれくらいあったんでしょうか?
スリッパの海外の習慣はあるのか?

次に説明していきますね。

スリッパの海外の習慣はあるのか?

国が変わればマナーも変わります。
外国で「人前で靴を脱ぐこと」は「はしたないこと」だと考える習慣があるのは確かです。
前述した当時の開国ジャパンに入国してきたフランス人、イギリス人、そしてドイツ人などです。

フランスやイギリス、そしてドイツでは靴を脱ぐという行為自体が恥ずかしいことなんです。
日本の習慣からすればシンジラレナーイことですけどね。
但し、時代が変われば事情も変わり、これらヨーロッパの国々でも家庭によっては靴を脱ぐというところもあります。

子供がロースクール留学でドイツに行ったとき、ホームステイ先で4軒中2軒のお宅で靴を脱いでいたそうです。

「家庭によっては日本の習慣のように靴が脱げるかもしれない。
しかも、日本人留学生を迎えてくれる家なら、

『日本の文化なんです。』ということで、
異文化交流で旅行用のスリッパを持っていってみてはどうか?」

とストレスを不安に思った先生がアドバイスしてくれました。

ホームステイ先のお家で使われていたのは、日本でいうごついサンダル。
日本でも販売されていたコンフォートサンダルのビルケンシュトックだったそうです。
日本では外履きサンダルなイメージが強いビルケンですが、ドイツではルームシューズとして履いているようです。

いや、日本のスリッパの開発技術は凄いですよ。
メーカーが履き心地、快適さをしっかり分析しています。

季節や北海道のような寒い所から、温かい地方用に開発され、その土地土地の必要に応じた商品が常日頃開発されて続けているんです。

日本で生まれたスリッパ。
くどいようですが英語で書くとslipper。

現在、これがドイツに渡り、ビルケンシュトックの社長さんが惚れてしまったんです。
惚れた理由は日本の畳の感触に感動。
それでもって、新しいブランドを作っちゃって、そのブランド名が「TATAMI(たたみ)」なんですもん。

旅行に行く人用のスリッパもバラエティーが増えてます。
カバンに楽に入るような、かつしっかりとした素材のモノ。
入学式や卒業式なんかに軽く持っていけるようなもの。

最近の日本の個人住宅市場、マンション市場が拡大されています。
これ、古民家とかリフォームしたい人にも思いがあって、地元の一本杉を床材に使ったりしてるんですって。
なので高級木材とかフローリングを傷めないようなスリッパを開発して使ってもらいたいという思いがあるんです。

なのでスリッパの素材を丈夫で、かつ家材を傷めないようにスリッパ製造も進化させてるそうです。
EU諸国に向けたスリッパの輸出量は2011年から毎年10%増になってます。
スリッパの発祥と発想と、世界市場への影響力って大きいんですよ。

では最後にまとめておきますね。

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まとめ

スリッパの発祥は日本。
明治の開国ムードで外国人が訪れ
これにより多くの外国人が日本に訪れます。

日本が靴の上から履けるスリッパを考案。
その後、学校や病院で定着し、住宅ブームで一気に今の形になりました。

その後は日本を訪れた外国でも逆に普及していきました。
フランスやイギリス、そしてドイツでは靴を脱ぐという行為自体が恥ずかしいことなんです。
ドイツではルームシューズも定着しているほどです。

それだけ日本のスリッパ文化が凄いかってことですよ。
スリッパとして、ルームシューズとして、これからも進化していくでしょうね。

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